2003-03-04 第156回国会 衆議院 総務委員会 第5号
それから、西尾先生は、あれは地方自治拡充論者なんですよ。だから、権限移譲や税財源を移譲するときに余り小さいのがあったら進まないだろうと。だから十七年の三月末で、一遍合併をそこで区切りをして、もう一度合併を勧告してやってもらったらどうかと。それで、その二回目の合併の後に小さいのが残ったら、それについては権限や税財源について、どうしてもそこに全部与えるということにはなりませんが、仕事は与える。
それから、西尾先生は、あれは地方自治拡充論者なんですよ。だから、権限移譲や税財源を移譲するときに余り小さいのがあったら進まないだろうと。だから十七年の三月末で、一遍合併をそこで区切りをして、もう一度合併を勧告してやってもらったらどうかと。それで、その二回目の合併の後に小さいのが残ったら、それについては権限や税財源について、どうしてもそこに全部与えるということにはなりませんが、仕事は与える。
しかし、基本的には西尾先生は地方自治の拡充論者ですから、市町村をもっと強くしたいと考えているんですよ。だから、そういうときに、弱小なと言ったら悪いですけれども、そういうところがあったときに、権限移譲や税財源の移譲が進まないではないか、こういうことをお考えになっていると思うんですね。
私は決して軍備拡充論者ではございませんで、日本が軍備を拡充したあげくの果て、世界じゅうを相手にしてああいう絶望的な戦争を戦ったということを身をもって体験しておるわけでございまして、これには限度があるということについては十分承知しておるつもりでございます。
これはILO条約を批准したからどうだということではなく、もちろん批准すればそういう問題に対しては大いに前向きでやらなければならぬという責任が出てきますが、私たちはこういう問題を批准しなくても、財源の許す限り社会保障を進めてまいる、こういう考えでございますので、財政当局としては非常に積極的な社会保障拡充論者である、こういうことでひとつ御理解をいただきたいと思います。